また結論から。
大学生の頃、私は投資詐欺に2回引っかかりました。
被害を受けた詐欺はこの2つです。
- ビットコイン・マイニング関連のMLM(実態はねずみ講)
- FXの自動売買ツール(EA)による詐欺
恥ずかしい話ですが、包み隠さず書きます。内容が長くなりますが、同じ目に遭う人を一人でも減らせればと思います。
1回目|「MLM」という言葉に騙された話
当時の私は、アルバイトで貯めたお金を運用したいと考えていました。裕福な家庭ではなかったので、少しでも早く結果を出したい、そんな思いにつけ込まれました。
そこで初めて手を出したのが「ビットコインのマイニングへの投資」です。
簡単に言うと勧誘のロジックはこうでした。
「会社の運転資金を支援してもらう。利益が出たらビットコインで配当を返す。出資者をさらに紹介すれば、紹介分の報酬も受け取れる。」
今なら一発でわかります。これはねずみ講そのものです。
ただ、当時の私はこれは筋が通っていると思っていました。勧誘してきた相手は「これはねずみ講ではなくMLM(マルチレベルマーケティング)という現代のビジネスモデルだ」と言ったんです。知らない言葉を使われると、疑う前に「勉強不足な自分が悪い」と感じてしまいました。そんな心理をうまく利用されたと思います。
その後は、勧誘される側からする側へ引き込むための「講演会」にも参加しました。会場には、実際に稼いでいそうな人たちが大勢いて、当時の私は「夢があるな」と感じていました。ですが私は「自分が出金できるまでは、誰にも紹介しない」このルールだけは自分の中で決めていました。そのおかげで、危うく詐欺師になるところを免れました。
結末はご想像の通りです。会社は消えました。配当も元本も戻ってきませんでした汗
このビジネスモデルの正体:ポンジスキーム
これは「ポンジスキーム」と呼ばれる古典的な詐欺の構造です。新しい出資者から集めたお金を、既存の出資者への「配当」に充てることで、あたかも利益が出ているように見せかける仕組みです。最初は本当に配当が振り込まれるため、信用してしまいます。しかし
見抜くためのポイント:「人を紹介すると報酬が得られる」仕組みには必ず疑ってかかること。
2回目|「自動売買」という言葉に騙された話
1回目の経験から、私は投資についてさらに学んでいました。「FXや株は自分で運用すれば詐欺に遭わない」と信用できる人に教わり、次は自分でできる投資を考える!と決めていました。
そこへ、友人から「FXの自動売買ツールで利益が出ている」という話が入ってきます。そこで私は…
はい…そうです。「自分でやる」と決めていたのに、「自動でやってくれるツール」に手を出したんです。しかし当時の私には焦りや謎の自信がありました。
結果的に、案内された証券会社もシステムも、全部でっちあげでした。ただ、使われていたMT4(MetaTrader4)というアプリ上には、会社が消えるまで売買実績が丁寧に記録されていました。「質の高い詐欺」だったと思います。褒めるのもおかしいですが。
この件も前回の件も警察沙汰にはなりましたが、補償は得られませんでした。
このケースで学んだこと:「自動で稼ぐ」は最大のキーワード
FXのEA(自動売買プログラム)自体は実在する技術です。ただ、「高い勝率で自動的に稼ぎ続けるツールを売ってあげる」という話は、ほぼ詐欺だと思って間違いありません。本当に稼げるツールなら、他人に売る必要がないからです。
2回の詐欺を経て、私が変わったこと
これだけ痛い目に遭って、私が出した結論はシンプルです。
「投資は自分の判断でのみ行う。」
それからは株式・債券・不動産を、全て自分で調べて自分で決めるようにしました。詐欺には一度も遭っていません。
ただ、今でも身近な人が全国ニュース級のMLMや情報商材に引っかかっているという話は定期的に耳に入ります。また、一度信じてしまった人に「それは怪しいかも」と言っても「アンチ」扱いされて話を聞いてもらえなくなります。なのでここまで読んでくれた皆さんに
この2つは覚えていてほしいです。
楽に稼げる方法は存在しない。
人を紹介することで得る報酬には、ほぼ必ず裏がある。
投資の責任は、最終的に自分以外の誰も取ってくれません。だから自分が納得できるまで情報を集めて、自分で納得できることを選別していってほしいです。
さて次回は、そんな失敗を経てもへこたれず、0から資産1,000万円を突破した私の投資手法と考え方を、できるだけ素直に共有します。先に言っておきます。正直リテラシーが高い人にとっては「知ってるわ!」となる内容かもしれませんが、普通の出発点だった自分がどう考え、どうお金を運用してきたかを記事にしていきたいと思います。
それでは皆さん、See you again soon!!


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